AMAZONの「聴く」本=オーディオブックを試してみた

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三が日は明けたが、ベトナムは新暦の正月明けても、すぐに本番の旧正月がやって来る。
読書にはちょうどいい時期だ。
 

Amazonが『オーディオブック』を発売

ちょうどそこへAmazonが『オーディオブック』=音声本を展開しはじめた。
「読む」本ではなく、「聴く」本というわけだ。
 
私も50過ぎて、目が疲れやすくなってきたところだし、目の疲れない「聴く」本は渡りに船の感がある。
 
それに、2年くらい前にベトナムに遊びにきた友人が土産で持ってきてくれたワイヤレスイヤホンが活躍する出番でもある。(部屋で独りで聴く分にはイヤホンは不要だが)
 
いつまでかは知らないが、とりあえず当面は新サービスの無料お試し期間なので、試してみた。
 

 

 

ハードボイルド小説の名作を原文で楽しむ

どのような作品が発売されているかは、後程、いくつかご紹介するが、私の場合は学生時代に好きだったハードボイルド小説の名作「長いお別れ」(レイモンド・チャンドラー著)の原作を英語の聞き取り練習がてら試してみることにした。

正直なところ、初めは朗読のスピードについていけなかったので、同じ箇所を繰り返して聴いていた。英語はリズムが大切だから。

 
この小説は、「源氏物語」を意識したのかどうかしらんが、53章もあって、目次を見ると、章ごとの所要時間が明示されている。
だから、そのときの時間の都合に合わせて、途中で中止もしやすい。
 
100%のスピードにはついていけないとわかって、途中でスピード調整し、85%まで落としてみた。
 
オーディオブック

朗読のスピードは調整可能

 
スピードを変えてみても、朗読は明瞭に聞こえるし、何ら違和感ない。
当然ながら、ゆっくり読んでもらえると聞き取りやすい。
これで、大方は聞き取れる。
 
 

『長いお別れ』の名場面

第4章の冒頭で、私立探偵フィリップ・マーロウがテリー・レノック8スと、夕方まだ早い時間からバー・カウンターで語らう場面。
 
開いたばかりのバーが好きなのはテリー・レノックスだけではない。そこで彼が吐く粋なセリフには世界中の酒飲みが賛同するだろう。
 
“I like bars just after they open for the evening. When the air inside is still
cool and clean and everything is shiny and the barkeep is giving himself
that last look in the mirror to see if his tie is straight and his hair is smooth.
I like the neat bottles on the bar back and the lovely shining glasses and the anticipation. I like to watch the man mix the first one of the evening and put it down on a crisp mat and put the little folded napkin beside it.
I like to taste it slowly. The first quiet drink of the evening in a quiet bar ― that’s wonderful.”
 
英文の字面もいいが、Ray Porterという俳優の語り口も抜群だ。
 
R・チャンドラーの小説をほとんどを手掛けた清水俊二さんの翻訳だとこの通り。僕らの世代は皆、清水節のチャンドラーで育っている。
 
「ぼくは店をあけたばかりのバーが好きなんだ。店の中の空気がまだきれいで、
冷たくて、何もかもぴかぴか<「ぴかぴか」に傍点>に光っていて、
バーテンが鏡に向かって、ネクタイがまがっていないか、髪が乱れていないかを確かめている。
酒のびんがきれいにならび、グラスが美しく光って、客を待っている
バーテンがその晩の最初の一杯をふって、きれいなマットの上におき、折りたたんだ小さなナプキンをそえる。それをゆっくり味わう。
静かなバーでの最初の静かな一杯―こんなすばらしいものはないぜ」
 
これに続いて、レノックスがアルコールについて語る言葉もまたいい。
 
“Alcohol is like love,” he said. “The first kiss is magic,
the second is intimate, the third is routine.
After that you take the girl’s clothes off.”
 
これが清水俊二訳だと:
 
「アルコールは恋愛のようなもんだね」と彼はいった。
「最初のキスには魔力がある。二度目はずっとしたくなる。三度目はもう
感激がない。それからは女の服を脱がせるだけだ」
 
村上春樹も「長いお別れ」をずいぶん読み込み、自ら新訳を発表している。
 
その村上春樹訳では:
 
「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。
「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は
決まりごとになる。あとはただ相手の服を脱がせるだけだ」
 

さて、作品のラインナップはいかに…

さて、その他の作品のラインナップを紹介しておこう。
 
私は最初に英語の本を選んだが、大半は日本語の本なので安心してほしい。
 
話題の本も入っていて、どれも興味深い。
 
 
サピエンス全史 上
https://amzn.to/2QpAQwj
 
サピエンス全史 下
https://amzn.to/2QP8Jph
 
Yuval Noah Harari
Sapiens: A Brief History of Humankind (English Edition)
話題の書の原語版。英語の学習用に
https://amzn.to/39EhKKq
 
21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
ユヴァル・ノア・ハラリ (著) 柴田 裕之 (著) 家中 宏 (ナレーション)
https://amzn.to/2sQ1fds
 
自分を操る超集中力
メンタリストDaiGo (著) 橋本 信明 (ナレーション) Audible Studios (制作)
 
DaiGoという芸能人をよくは知らないのだが、最近はYou Tubeで見るようになった。
話題の本のようで、ちょうどYou Tubeみたいだし、ちょっと聞いてみるかと。
https://amzn.to/2SSSY3i
 
たった4時間でどんな相手とでも英語が話せる6つのルール
奥村 美里 (著) 手島 里華 (ナレーション) Audible Studios (制作)
https://amzn.to/2SSpAtT
 
多動力
堀江 貴文 (著) 片山 公輔 (ナレーション) Audible Studios/幻冬舎 (制作)
最近はYou Tubeをよく見てて、ホリエモンも私の中ではYou Tubeの人。You Tubeの人の音声本はすんなり入ってくる。
https://amzn.to/37CNL3H
 
お金2.0 新しい経済のルールと生き方
佐藤 航陽 (著) 佐藤 友紀 (ナレーション) Audible Studios/幻冬舎 (制作)
https://amzn.to/2MWDwz9
 
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
久賀谷 亮 (著) 小桧山 崇 (ナレーション) Audible Studios (制作)
https://amzn.to/2QJPI7K
 
史上最強の哲学入門
飲茶 (著) 白井 悠介 (ナレーション) Audible Studios(制作)
https://amzn.to/2SUVANY
 
三国志 01
吉川 英治 (著) 後藤 敦 (ナレーション) Audible Studios(制作)
https://amzn.to/2rQSLlU
 
 

 

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