ネブラスカ

チムニーロックでのコンボイクイズは3択がカギだった–1989年9月24日

クイズの日。

チムニーロックでのクイズは予想が外れ、コンボイクイズだった。

最初にコンボイのスタート・グリッドを決める3択が出題された。

1問目は数値問題だった。数値当ての3択では、極端な数値である1番や3番が正解になるとのが、クイズ界の常識だが、このとき正解だったのは2番で、木村1人が正解だった。

2問目もやはり同じく数値問題。1問目の結果から、スタッフはこのクイズ界の常識を逆手に取って、出題しているのだろうと機転を効かせ、2番を挙げてみたところ、正解。及川とター兄の二人も同じように考えたのかもしれない。

3問目も数値でこそないが、似たような問題。でも、このときは、問題の内容から2番が正解でないように思え、オーソドックスな方法で回答したところ、正解。数値問題が3問続くことになるし、スタッフは裏の裏をかこうとしたのだと思う。そうは問屋が卸さない。

見事、木村に続く2番の好位置を取れた。 長戸と永田さんが5番と6番で、これはきっとどちらから死んでくれるだろうと内心北叟笑んだ。

そして、いよいよ本番。

1問目で木村が比較的簡単な問題を正解して、そのまま1抜け。そりゃあないというのが実感。

2問目は僕からだが、外してしまい、及川も外して、ター兄が正解し、トップに上がってくる。ここでの対決クイズもター兄に取られてしまい、木村、田川の下位と見られていた2人が先に抜け、僕も含め、残りの皆がパニックに陥る。

だが、僕はまだトップにいるので、まだ良い。とはいえ、チャンスをしっかり掴まないと、このメンツでは足元を掬われる可能性大だ。

オンエアの際、僕は問題を答えるとき、耳(ヘッドセット)に手を当てているのだが、これは音声が聞き取りにくかったため。別に鶴田浩二の真似をしていたわけではない。

次の問題も最初の回答権があったが、また外し、及川に並ばれることになった。 そして、及川との対決問題。 「ネブラスカ州出身の第38代大統領は誰?」 問題を聞いた瞬間、すぐに答えが頭に浮かんできだ。さて、これを及川は知っているのか?そのとき、ふと前を見ると、撮影車の後尾には正解と同じ名前のメーカーのロゴが大きく浮かんでいる。これを見て、及川が答えるとまずいぞ、と思った。

そして、及川。「リンカーン」(ブー) やったあ~。間違えてくれた、と心のなかでは拍手喝采。 僕に回答権が回ってきて「フォード」ときっちり正解。勝ち抜け。

勝ち抜けが決まって、ようやく他人のことも考えられる。長戸か永田さんのどちらかがここで落ちてくれるとありがたいと思った。 結果は、残念ながら及川の敗退。長戸も永田さんも、いずれもしぶとい。

チムニーロック

午後、デンバーに戻ってくる。泊まりはホリデーイン。 今宵は一人部屋。皆で街を散策したが何もない。日曜日で休みなのか。
こうして僕らの1989年のウルトラクイズの旅はつづく。

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スコッツブラッフの預言師に優勝者と指名されたのは…–1989年9月23日

移動日。

デンバーからバスで3時間かけ、チムニーロックに近いスコッツブラッフにやってきた。

周囲は大平原で、バスで走る道は、前を見ても、真っ直ぐ一直線に伸びているだけで、後を振り返ってもやはりそうだった。

地平線の丸い弧が遠くに見えた。オーストラリアのゴールドコーストで水平線を眺め、今度はネブラスカで地平線。初めての地平線には心が高鳴った。

着いた町には何もない。これまたモーリー同様だ。

その日の泊まりのスコッツブラッフ・インという宿で、部屋にあった電話帳を繰ってみる。そして、ツアコンの加藤さんに「ひょっとして今晩の飯は東方楼(Oriental  House)ですか?」と訊いてみる。 「どうして知ってるんだ」

電話帳を見ると、この町の中華料理屋はこの1軒だけだし、加藤さんの考えることはもうわかっている。どうせ「こんなとこにも中華料理屋があったよ」とか言いながら、白々しくそちらに足を向けるのだ。

ウルトラクイズの旅は南北アメリカ大陸やヨーロッパ大陸までも駆け巡る壮大なスケールだったが、食卓周りはアジアを抜け出せなかったことは9月18日の日記ですでにお伝えしたとおり。

その中華料理屋で加藤さんはある男と話をしていた。 美人の奥さんを連れたその男の周囲には只ならない空気が漂っていた。男はここまで残った6人の顔を眺めたあとで、僕を指差し、「優勝はこの男だ」とご神託を告げた。 さらには、中華料理の御籤でも”Yes, go ahead with confidence.(いいぞ、自信持っていけ)”というのが出てきた。もちろん、自信持って行くよ。

だが、結果的には優勝者が当たらなかったところを見ると、あの男は未来を見通していた預言師ではなく、ただの近所のオッサンだったのか。

スコッツブラッフ

こうして僕らの1989年のウルトラクイズの旅はつづく。

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