休みは取れるうちに取れるだけ 取っておきたい。そういう意味では日本の正月休みはチャンスだ。
ベトナムは基本的に新暦の正月は休まないが、日本側が休んでいるので、メールや電話も来ないし、ちょっとのんびりしている。
暦の具合を見て、今週いっぱい休むことにした。
目的地はフーコック島だが
休んで、どこに行くかと言えば、今や私の休暇先の定番フーコック(Phu Quoc)島なのだが、今回はちょっと趣向を変えて、飛行機を使わず、船で島に渡ることにした。
いつもは飛行機で飛んで、わずか1時間で着いてしまう。
毎回同じだと飽きてくるので、ちょっと行き方を変えてみることにした。
ホーチミン市からメコンデルタを西にラクザー(Rach Gia)という町まで行き、そこから船でフーコック島に渡るというわけだ。
ホーチミン市からラクザーまではバスで6時間くらいかかる。
バスに6時間も閉じ込められるのはゴメンなので、途中カントー(Can Tho)に1泊することにした。
カントーはメコンデルタ最大の都市で、ベトナムの五大中央直轄都市の一つでもある。
こうすれば、バスの乗車時間が2回に分けられ、それぞれちょうど3-3.5時間ほどとなる。
ホーチミン市-カントー間の移動手段は…
ホーチミン市-カントー間はベトナム南部の大動脈の一部にあたるので、多くの車が走っている。
途中には、ティンザン(Tien Giang/前江)とハウザン(Hau Giang/後江)というメコン川の2つの大きな支流が横たわっていて、かつては渡し船で渡るしかなかったのだが、今ではミートゥアン(My Thuan)橋とカントー大橋の2本の大きな橋が架かっており、直接カントーまで行けるようになった。
それにつれて、かかる移動時間も大幅に短縮されて、ホーチミン市からカントーまでは3時間半くらいで行けるようになった。
VIP向けの高級リムジンバス
この区間には数多くのバスサービスがあるのだが、今回調べてみると、Son Nguyen LimousineというVIP向けの少人数のリムジンバスで結ぶ便があったので、使ってみることにした。
会社のウェブサイトを見ると、マッサージ機の座席を擁した高級車両の触れ込みがある。
このバスは、他のバスのように、ホーチミン市外れの西部バスターミナル発ではなく、市内10区から出発するということである。到着地もカントー市内の中心なら、目的地まで送ってくれるという点も魅力的だった。
バスの料金は座席の種類によって18万ドンあるいは16万ドンだが、ホーチミン市の10区とバスターミナル間およびカントー市のバスターミナルと目的地の移動を考えると、ターミナル同士を繋ぐ大手Phuong Trang社のバス料金11万ドンと結局変わらないか、あるいは、こちらのほうが安くつく。そのうえ、時間もきっと短縮できるだろう。
紹介ページにはいろいろいいことが書かれてあったが、ベトナムの会社のサイトなので、まともに信じてはいけない。
料金が変わらないくらいで、時間が短縮でき、便利であればいい、あとは期待しないでおこうと思った。
でも、試しに、ウェブサイトにあるお問合せフォームを使ってみた。
ベトナムの会社のウェブサイトのお問合せフォームには返事は来ない
サイゴンからカントーに行くのにSon Nguyen Limousineという8人乗りのマイクロバスのサービスがあるのだが、調べてみたところ、評判は良くなさそう。
それでもあえて試してみようかと。まずはサイトの問合せフォームを使って、質問してみた。
返事来るかなー。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2017年12月30日
この時間(9:30)なのに、まだ返事来ない。車屋だから、日曜だろうが、動いてりゃ何か言ってくるだろうが。
こっちの会社サイトのお問合せフォームなんて、たいていこんなもんだから驚きはしないが。
電話してみるか。
乗りたきゃ客が労を惜しまず動くこと。
ベトナムの客商売はこんなもん。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2017年12月31日
待てど暮らせど車屋からは連絡なし。これに乗りたかったので、こちらから電話して明日の便予約した。
朝5時を皮切りに1時間ごとに出発とのこと。
乗り場は10区のCao Thang通なので、西部バスターミナルまで行くより便利。家からの合計金額もひょっとして安くつく。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月2日
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