長戸勇人

シドニーでの休日–1989年9月13日

OFFの1日。

朝からバスで市内観光。キングスクロスからボンダイビーチを回り、昼食は泊まったヒルトンホテルに近いダーリング・ハーバーにて。

きっとクイズの会場はオペラハウスのところだろうから、そっちには近づけないんだろうと話しながら。

ショッピング街を散策中にアベ姉がケン・ドーンの傘を見つけて大喜び、すぐに買い込む。 オーストラリアの芸術家ケン・ドーンは当時マガジンハウスから創刊されたばかりの首都圏の20代後半の女性向けの雑誌「Hanako」のロゴや表紙のデザインを担当していて、まさしくアベ姉の世代には大人気であった。

さらに、その後はフェザーディール動物園を見学。 コアラを抱いて、記念撮影。カンガルーやウォンバットにも直に触れる。

By: Taz

バス移動の際に、僕は近ツリのツアコン加藤さんのすぐ後ろに座っていた。あるとき、加藤さんに声をかけようと、後から身を乗り出したところ、彼はなにやら書類を手にしていた。

見るとはなしに、その書類に目が行くと、飛行機のフライトのスケジュールが記されてあって、それは旅程表だということがわかった。そして、そこには「クライストチャーチ」の文字が。

オーストラリアの後に、どこに行くかが話題となっていて、南極だとか、タヒチだとか、皆それぞれが好き勝手なことを言っていたのだが、誰もニュージーランドと言う者はいなかった。

それで、夕方、長戸を呼んで、ひそひそ声でこのことを伝えている時、背後から突然二人の背中が叩く者が現れた。

「こら、何の悪巧みをしているんだ、おまえら!」

振り向くとそこにはトメさんが僕らの顔を見てニヤついていた。口から心臓が飛び出しそうになるくらい驚くとはこのことだ。

後から、二人で話の内容を聞かれたんではないかと、あれこれ話したが、どうやら感づかれてはいないという結論に達した。

ともかく、シドニーの次はニュージーランドだ。

夕食はキングスクロスで韓国料理。日本食、中華に続いて、韓国料理。ウルトラクイズの食事はアジア文化圏を抜け出せないということにこの頃から気づいた。

こうして僕らの1989年のウルトラクイズの旅はつづく。

 <お知らせ1> 
ファンの皆様のご要望にお応えして、ショットオーバーの大声クイズをテーマに「帰れTシャツ」を作成、販売することになりました。現在、下記のサイトにてデザインを募集しています。デザインの腕に自身のある方は是非ご応募ください。
[ 「帰れTシャツ」デザイン募集のページ]

 <お知らせ2>  今年2015年の年末、東京でMan of the Year Seniorというクイズの大会及びパーティーを行うことになりました。これは私たちが学生時代に毎年年末に行われていた学生クイズ日本一決定戦のシニア版です。一般の方も見て楽しめる内容になると思います。 皆さん、是非お越しください。 開催日:2015年12月26日 開催場所:東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67) 詳細は公式サイトからどうぞ。FBページツイッターでも随時情報を発信しています。

 

オーストラリアに到着 一路ゴールドコーストへ–1989年9月5日

「9+16=25/シドニーの朝は寒かった。井端はぴらぴらのTシャツで震え、しづ姉は半袖を屁とも思っていなかった…」という書き出しでこの日の日記は始まっている。

「9+16=25」というのは、移動にかかった時間のことだ。 成田からシドニーまでが9時間、そこからバスでゴールドコーストまで16時間、合計25時間の移動。うんざりだぜ。

この年、オーストラリアのナショナルフラッグキャリアであるカンタス航空のストによってウルトラクイズの旅程が大きく影響された。オーストラリアに行くわけだから、当然、エアーズロックにも行くだったはず。でも、カンタス航空のストのために、思うように移動できない。

移動は結局すべてバスだ。 それで、東海岸沿いを南北に移動するだけとなった。

「行けども行けども同じような風景」とうんざりした気持ちが日記には綴られていた。

バスの中では小室父さんの隣だった。 小室さんは古くからのクイズ界の有名人で、それでお話を聞きたくて、私から近づいたのだと思う。きっとクイズに関するいろいろな話をしたはずなのだが、それでも「話題が旅程についていかない」と日記には書きつけてあった。

16時間とはそれほど長い移動なのだ。 初めてのオーストラリアなのに「飽きるほどオーストラリアを味わった」とも書いている!恒川が「オレのオーストラリア像が壊れる」とほざく。

そして、辿り着いた先はゴールドコーストのサーファーズパラダイス。

宿泊ホテルはRAMADA  INTERNATIONAL。同室者は長戸勇人。 2015-09-05 16.53.40 第13回ウルトラクイズの同窓会はこのホテルの名前をとって、ラマダクラブと名付けられることになる。このとき、このホテルに泊まった24名だけがメンバーの会員制クラブだ。

こうして僕らの1989年のウルトラクイズの旅はつづく。

 <お知らせ1> 
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[ 「帰れTシャツ」デザイン募集のページ]

 <お知らせ2>  今年2015年の年末、東京でMan of the Year Seniorというクイズの大会及びパーティーを行うことになりました。これは私たちが学生時代に毎年年末に行われていた学生クイズ日本一決定戦のシニア版です。一般の方も見て楽しめる内容になると思います。 皆さん、是非お越しください。 開催日:2015年12月26日 開催場所:東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67) 詳細は公式サイトからどうぞ。FBページツイッターでも随時情報を発信しています。