
1月3日、朝のバスで旅に出るとするのだが。
「ベトナム・クオリティー」のバス会社の対応
9時の便を予約していて、予約時に8時半集合と告げられた。遅れる人がいるから30分前に集まれと言っているのだろうなと理解した。
朝7時40分ごろ電話がかかってきて、今度は8時20分に来い、8時半出発すると言う。
9時出発の便じゃないかと訊ねると、それは西部バスターミナルの時間だと返してきた。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
ああ言えば、こう言う。
ベトナムではよくあることだし、さして気にはかけない。
でも、それならそうと先に言えよ。8時半出発だと間に合わないかもしれないと思い、1時間後の9時半出発の便(これを彼らは10時の便と呼ぶ)に変更してもらった。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
9時前に家を出て、9時10分ごろ10区の集合場所に着く。
事務所内に入ると、スタッフと掃除のオバちゃんがおしゃべりの真っ最中だった。こちらを見る素振りさえない。
こちらから「カントー行きのバスある?」と訊くと、掃除のオバちゃんのほうが「あるわよ」とぶっきらぼうに返してきただけだった。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
ソファに座っていると、客らしき一人の男が入ってきた。奥まで行くとカウンターで誰かと話している。どうやらチケットを買っているようだ。
そもそもカウンター越しにスタッフがおったのか。それなら、先にやってきて、横のソファに座っていたオレになぜ話してかけないのか?
単に見えないからか?— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
男がチケットを買い終わると、別の女性客がやってきて、彼女もチケットを買ったようだった。
カウンターのスタッフはこちらに注意を向けるか、ちょっと待ってみた。
何の反応もない。乗りたいなら、乗りたい奴が出向いて、チケットを買えばいい。
チケット売りは来た客にチケットを売るだけだ。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
それで、バスに乗りたいオレはカウンターまで行った。
10時の便を予約していた旨告げると電話番号を確認してチケットを発行してくれた。
だが見ると、予約時とは違う席になっている。
席は3種類あって、一番高い、広い席を予約していたのに、チケットはその下のクラスの席になっていた。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
発券係の女性に訊ねると、「9時から10時の便に変更した時、18万ドンの席はなくなっていたのよ」としれっとした顔で答える。
「チョイオーイ」
でも、席がないなら、どうすることもできない。
やむなく出されたチケットを買うことにした。
後列の3人掛けだが、ベトナム人は小柄だから、まぁいいかと。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
現れた巨体の男
10人乗りのマイクロバスに乗りこんだ。
客が1人、2人とやってくる。
私は奥の3人掛けの端に腰掛けた。そこへカバのような西洋人の大男が現れた。
おいおい、まさかこいつが隣ってことはねえよな。
コメディ映画じゃないんだから。
大男は私の前列の広い席についた。
私はホッと胸を撫で下ろした。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
しばらくすると、別の客がやってきて、カバに向かって、「ここはボクの席なんだけど」と言う。
その後から、カバの連れらしき女性が「予約が遅かったみたいで、広い席取れなかったよ、ごめん」と言う。
カバは席を立ち上がった。
ゲゲゲ!!
カバは後列の私の隣に乗りこんでくるではないか。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
結局、私は、カバとカバの連れのベトナム人女性とともに後列の3人掛けの席でカントーまで行くことになった。
3時間半、ちょっと窮屈だが、仕方あるまい。
今日はどうやら日が悪いようだ。こういう時はひたすら我慢。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
出発したのは9時45分。
10時発よりは早いが、9時半発よりは遅い。
出発時には9席全部埋まっていたので、西部バスターミナルに立ち寄る理由はないはず。
だが、10時を少し回った時にバスはターミナルに立ち寄った。
結局、このバスは10時発ということでいいのだろう。
さんざん出鱈目並べやがって。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
しばらく走っていると、隣のカバが巨体を撚って彼女のほうに動く。
ちらりと目をやるとから二人抱き合っている。
う~ん、すぐそばでそんなことされてもなぁー。
女がよがりだすのでないかと心配したが、流石にそこまではしなかったようだ。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
トラブル事態発生
12時前、ミトーを過ぎたあたりで、車の下の方からカランコロンと響く音がした。異常事態発生。パーツが外れ落ちたらしい。
車を停めて、運転手が車両を調べてみた。そして、電話してレスキュー隊を呼んだ。
まもなくバイクに乗った男2人組が現れた。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
男たちは車両の下に潜って、何やら頑張ってみたが、程なく諦めて立ち上がった。
近くに車のサービスステーションがあるということで、そこまで行って修理することになった。
我々乗客は徒歩でそこまで移動した。— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
着いたのはいすゞのステーションだった。
我々は小一時間ほど待たされた。そして、ようやく修理が終わった。
修理後、車は順調に進み、15時前にカントーのバスターミナルに到着した。
だが、何故だがわからないが、またそこで20分ほど待たされた。とにかく待ち時間の多い1日だった。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
ベトナム人はこういう時、辛抱強く気長に待つ。
車の故障があったから仕方ないかと諦めているのか。私もイライラしたところでどうなるものでもなし、ボケッと待っていた。
20分くらい経ったろうか、別の車が迎えにきてくれた。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日
その間、町の中心に向かう5人以外は別の車が迎えにきて散っていった。
最後に一台の車が我々を迎えにきてくれた。
バスステーションから近い順に一組ずつ目的地に落としていく。
最後の最後まで残ったのが私だった。予約していたホテルにチェックインしたときには、15時を回っていた。
— 秋利美記雄 (@saigon1995) 2018年1月3日