
休日の翌日はお約束通り、クイズの日。 クイズの形式は団体戦で、チーム対抗だった。 お揃いのトレーナーでクイズ会場のビーチに現れ、スタッフを驚かせたのだが、このあたりのやり取りは全部カット。スタッフとしては面白くなかったらしい。

By: usadifranci
ビーチに着くと、カメラの前で日本にいる人に状況を報告するという何やら企みの臭いのプンプンするビデオレターを作ったが、それがチーム分けの根拠となるものだった。
我々「遊び人」チームのメンバーは、私以外に、長戸、吉田、山田、恒川、しづ姉の6名。
メンツを見て一瞬で、私たちは黄金チームでここで脱落するわけはないと自信を持った。
このときに残っていた女性の参加者はアベ姉としづ姉の2人だけで、しかもしづ姉は誰もが認める美貌の持ち主。テレビ局としたら、どうしても落としたくはないはずだ。
それが故、事前の調査でクイズに強いとわかっているはずの、長戸と私、さらには立命館の長戸の後輩でもちろんクイズ研メンバーの恒川まで入っている。 さらには、これも貴重な年配のメンバーの山田さんに、旅のメンバーのリードオフマンたる吉田くん。 このチームは、スタッフが絶対に落としたくないと言っているに等しいメンバー構成だ。
だが、自信を持って、クイズに挑戦したはずなのに、豈図らんや、苦戦した。
初めのほうで回答権を取った「手のひらを太陽に」の問題を失敗したのは誤算だった。
問題:唱歌「手のひらを太陽に」に出てくる動物は全部で7つ。それは何でしょう?
青野「おけら」 吉田「ミミズ」 山田「カエル」 恒川「アメンボ」 と順調に来て私に回答権が回ってくる。山田さんが「カエル」を答えていたから、その続きでいけばいい。 「トンボ」と答えて正解。 そして、トリは長戸。 ところが、えっ、なんで詰まるの?で、とうとう「ゴメン」となってしまった。
後で、訊いたら「セミ」が頭に浮かんだとか。「セミ」はないだろ。字数が合わない。
ウルトラの旅が終わった後で、ラマダクラブの同窓会を開催すると、決まってどこかで「手のひらを太陽に」を唄ったものだ。
クイズの方は結局「日本には証券取引所がある都市が全部で8つあります。それを答えてください」というもので、「東京」「大阪」「名古屋」「京都」「広島」「新潟」と今ではなくなったところを中心に正解が出て、見事勝ち抜け。
ちなみに、京都、広島、新潟の取引所は2001年に東京証券取引所に吸収されてしまい、その後、さらに東京と大阪は経営統合されて日本取引所グループとなっている。他に残るのは名古屋、福岡、札幌だけだ。
30年近くの歳月が経ったわけだから、クイズの答えが変わってしまうのも仕方ない。
こうして僕らの1989年のウルトラクイズの旅はつづく。
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